プロフィール

建築家 武田 周一

1947年、熊本県生まれ。
数寄屋造りの家にこだわり、その独待の世界観と感性で「和モダン」な作品(家を)生み出し続ける一級建築士。

休日はもっぱら九州各地の温泉を巡る。
温泉に浸かることよりも各地の温泉宿の造りを見聞するのが目的という仕事人間の一面も。
最近は野草を愛し、雲仙や天ヶ瀬方面に出掛けることが多い。

趣味は映画鑑賞と茶道。特に茶道は20年のキャリアを持つ。
ただし、忙しさにかまけて稽古を欠席すことも多々…。

■ 略歴
1947年 熊本県生まれ。
1966年 熊本県立熊本工業高校・建築学科卒業。
前田建築・工業建築課入社。
1971年 山下数寄屋建築研究所入社。
1976年 一級建築士資格取得。
禅寺にて得度了(栄修)。
1977年 (有)建築工房たけだ・周建築設計事務所設立。
2007年 建築工房たけだ株式会社化、事務所を現在地に移転。
■ 受賞
2011年 第7回 菊池地域木造住宅等コンクール 優秀賞受賞。
2012年 第8回 菊池地域木造住宅等コンクール 最優秀賞受賞。

ご挨拶

お客様のご要望にできるだけお応えできるような設計施工をご提案しています。

私たちは和モダンな数寄屋造りを得意とする年間10棟前後の建築工事を手掛ける小さな小さな設計事務所兼住まい造り工房です。
今までに住宅から店舗、料亭、お茶室などを手掛けて参りました。

年間何百、何千棟と手掛けられる他企業の足元にも及ばない建築会社ですが、おかげさまでお建て頂いたお客様からは「建てて良かった」との言葉を幾度となく頂き、大変嬉しく思います。

1977年、弊社の前身、(有)建築工房たけだを設立して以来、私は一貫して「数寄屋の家」にこだわって来ました。
古来より伝わる伝統建築ゆえに、「古臭い」「時代遅れ」と思われがちな数寄屋の住まい。

しかし、私はこれほど日本の気候風土や人々の暮らしに適した建物はないと考えます。

また、数寄屋に形式ばった建築様式というイメージを特たれる方も多い思いますが、実はこれも誤解です。
私が目指す数寄屋はこれまでの和の要素だけでなく、住む方の年齢や家族構成、生活様式を考慮して洋の要素も取り入れています。つまり、和洋が融合した『和モダン』な数寄屋なのです。

あらゆるものが西洋化し、日本の良き伝統が失われつつある現代。その中にあって、私は数寄屋の住まいづくりを通じて、日本人が本来持っていた「和のこころ」を再生したいと願っています。

株式会社 建築工房たけだ 代表取締役 武田周一

数寄屋造りについて

「数寄屋の家」は日本の気候風土や人々の暮らしに適した建物です。

数寄屋造りは数百年と古来より伝わる伝統建築。千利休の茶室から芸術的に美的センスが生まれ、現在に至ります。昔から受け継がれる建築ゆえに、「古臭い」「時代遅れ」と思われがちではあるものの、趣向に合わせて自由に作り上げる考え方は今の時代にもマッチしていると考えています。自然と調和し、自然と共存をする数寄屋の家づくり。住む方の年齢や家族構成、生活様式を考慮して建てることができる数寄屋は様々な文化と融合し『和モダン』として生まれ変わり、今の生活に合った建物と言えます。

数寄屋造りとは